(安来高校×NEXTA)夏休み体験プログラムを実施しました

2022.08.10

報告

8月8日(月)に、安来高等学校魅力化コンソーシアムが主催し、島根大学次世代たたら協創センター(NEXTA)を会場に、中高生向けの体験プログラムを実施しました。
市内中学校から3名、安来高校から5名の計8名の参加があり、安来高校からバスで大学に向かいました。

到着後、コンソーシアム役員でもある次世代たたら協創センター特任教授 三浦哲也先生にラボツアーと題して、研究室内の案内をして頂きました。国内に数台しかない最新の電子顕微鏡や、交流フロア、また屋上庭園など立派な施設を見学させていただきました。

 

そして、森戸 茂一 教授による「金属の強さを一緒に学ぼう!」というテーマで体験実験が始まりました。
「金属材料はどこに使われていますか?材料にはどのような種類があるの?」そんな問いかけから始まり、アルミニウムやステンレス(金属)、水晶(セラミックス)、アクリル(高分子材料)を実際に手で触り、互いにこすり合わせながら、硬さを確かめてみました。

そして、身の回りの様々なものに使われている金属や材料の特徴を実験で確かめていきます。

実験その1は「金属材料を引っ張ってみよう」。

中学校や高校にない引張試験機の模型や、回転円盤を使いながら、金属の伸びと加重の関係を実験。数値を確かめて記録していく中高生たちは、すっかり研究室の一員です。

次の実験は、実際にアルミニウム試料に力をかけて引っ張り、金属の伸びを確かめる実験。

「これ以上引っ張ると切れるかも・・・?」とドキドキしながら、切れた瞬間のバチッとした衝撃に盛り上がりました。中高生からも、「自分で鉄やアルミを引っ張るとは思っていなかったので面白かった」「アルミニウムが簡単に切れたので驚いた!」といった声がありました。

 

あっという間に2時間のプログラムが終了です。「もっと長い時間やりたかった」という声もあるぐらい、参加者の満足度が非常に高いプログラムとなりました。
初開催ではありましたが、安来高校魅力化コンソーシアムとしても、大学と連携したプログラムや理系人材の育成につながる取組を今後もしていきたいと思います。

お世話になりました、次世代たたら協創センターの皆さん、大変ありがとうございました。

(最後に)

今回のプログラムには、他にも様々な方からご支援をいただきました。

地域講師でお世話になっている「パンのやまきち」さんからはパンのご提供を、また、安来高校生活科学部には資料を入れる手提げカバンを手作りしてもらいました。

やまきちさん、生活科学部のみなさん、ありがとうござました。