学校長からのメッセージ

 安来高校のホームページへ、ようこそおいでくださいました。

 令和5年4月に柳樂眞悟前校長からバトンを受け継ぎ、第25代校長として着任した中西正実(なかにし まさみ)です。

 本校は20世紀幕開けの明治34年(1901年)に開校した能義郡立農業学校と大正5年に開校した安来町立女子技芸学校を2つの源流とし、数多の変遷を経て昭和24年に県立安来高等学校として統合し現在に至り、今年度創立122周年を迎える、県内でも6番目の歴史を持つ学校です。明治、大正、昭和、平成、そして令和と激動の5つの時代に、これまでに2万4千有余名に及ぶ有為な卒業生を輩出してまいりました。

 本校の教育目標は「きびしく 高く 美しく」です。これは昭和38年に掲げられた「きびしく学べ、高く思え、美しく生きよ」のスローガンからはじまり、現在では、「きびしく自らを律し、目標と信念を高く持ち、美しく豊かに生きる 時代の青年の育成」として、安来高校での教育の根幹をなすものとなっています。この教育目標のもと、生徒達は日々、校歌にも歌われている大山の気高き姿を仰ぎ見ながら、勉強や部活動をはじめとする様々な活動に意欲的に取り組み、心身共に鍛えています。

 令和3年2月に安来市はじめ地元企業・島根大学・島根県立大学・PTA・中の海会など多くの方々の参画を得て安来高等学校魅力化コンソーシアムを立ち上げ、多くの方々の協力の下、地域と協働した教育活動を展開してまいりました。さらに、このコンソーシアムの活動を基盤にしつつ、学校運営をより機動的に展開していくため、県教育委員会は学校運営協議会(コミュニティー・スクール)制度を導入し、本校におきましても令和5年度に設置がされました。

 これまでの多くの先達者と生徒たちによって築き上げられてきた安来高校のブランドを揺るぎないものにし、ふるさと安来をはじめ島根県や地域を支える人材を育てる教育の展開に取り組んでまいります。

 今後とも、保護者、中の海会(卒業生会)、地域の皆様方のご支援とご協力を賜りながら、さらに地域に愛される学校となるよう、教職員一同心を一つにして「目の前の生徒」と「生徒の将来」に向き合ってまいりますので、皆様のご声援のほど宜しくお願いいたします。

   2023年4月                      

   島根県立安来高等学校

 校長 中西 正実