安高を卒業した先輩からのメッセージ 29

横川由美香さん

R3年度卒業生・生活科学部
出身中学:安来市立伯太中学校・ソフトテニス部
高校卒業後の進路: 松山大学経営学部会計コース 在学中

安来高校を選んでよかったことはレベルの高い進学校ではないことです。幅広い学力の人達がいるので授業も決して早いものではありませんでした。定期テストでは教科書と指定された問題集の範囲や資料をきちんと取り組んでいればできるテストです。レベルの高い進学校ではないからこそ定期テストで結果を出す事や順位を上げることもやるべきことをやっていれば難しい事ではないと思います。私自身、中学生の時は勉強が凄く嫌いでそもそもやらないしできませんでした。しかし、入学してから毎日の予習復習など当たり前の事をしていたら2年生からは早進度クラスに入らせてもらいました。もっともっと頑張ろうと思う人は早進度クラスに入るのもいいと思います。自分のペースで進みたい人に安来高校良いと思います。
あとこれは私が73期3年5組で良かったことですが担任の先生とクラスのみんなと会えたことです。みんな行事も勉強も一生懸命ではあるけど決して何かを強要するでもなく、常にお互いを尊重し合うクラスでした。得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなことをお互いに理解しようとできるみんなと過ごせてとっても充実していました。担任の先生は声が大きくて、怒るととてつもなくて、厳しい先生でしたが、何にでも一生懸命で、楽しくて面白くて、1人1人にとことん向き合ってくれました。私は面談のたびに何分も時間を取らせてしまいましたが、それでも毎回、話せるまで聞いてくれました。共通テスト後の面談では何にも考えられない私に少しでも興味があってやりたいと思うところを一緒に考えようと言って頂きました。私は心折れたままの受験でしたが、その人は最後まで心折れず向き合ってくれました。正直声は大きいし、怒るとおっかないし正直ひぃって感じで私はあまり良い態度は取っていませんでしたが、受験期間をその先生と頑張れたこと、最後まで向き合ってくれたことに今はとても感謝しています。そんなおっかない先生は今も安来高校で声を張り上げていると思います。きっと皆さんの力になってくれます。私は今、経営学部の会計コースで簿記などの会計を勉強しています。高校生の時は全く考えてもみなかったことですが勉強してみると案外楽しいです。簿記の資格試験の勉強も進めています。だいぶ引き延ばしてしまいましたが…今年からは夏のインターンシップに向けて講義をとっています。グループディスカッションなど苦手なことばかりですが頑張ろうと思います。こんなことは言うべきではないかもしれませんが希望の進路ではなかったとしてもなんとかなります。そこで出会った人や、知れたこと、学べたことがあるからです。今の進路に進んで自分の興味が増えたことよかったと思います。